美味しい三陸わかめが出来るまで!
わかめは一年生の海藻で、冬から春にかけて最も大きくなり、2月~5月に収穫されます。
夏場には私たちが食している葉の部分は枯れ落ち、ほとんど目にすることはありません。
生長したわかめの根元には6~7月頃に「めかぶ」ができます。
このめかぶから胞子が放出されます。胞子が海底について発芽し配偶体となり、夏を越します。
そして、水温が下がり日が短くなる秋ごろにそれぞれの配偶体は、卵・精子を作り、これが受精し発芽して芽胞体(がほうたい)となります。
この芽胞体が、秋から冬にかけて生長し、漁獲されるようなわかめになります。
早採りわかめ生育写真
- 2022年12月19日撮影 初水揚げの様子
- 2022年11月27日撮影
浜の刈取り・ボイル塩蔵作業
昔、わかめは天然に生育しているものを採っていましたが、1955年頃から東北地方で栽培(養殖)が始められ、日本各地に方法が普及しました。
栽培方法は、6月~7月、養殖用のタンク内でわかめのめかぶから胞子を放出させ、細いひもなどで作られた採苗器(さいびょうき)に付着させます。
水温管理をしながら、わかめが種に付着した採苗器を9月頃までタンクに置きます。
9月~10月にタンクに置いた採苗器を、海水温がわかめの生育に適した温度に下がった後、外海に出し自然に生育させます。
採苗器のわかめが2cm程度に成長したら、伸びたわかめの糸を切り太いロープに挟みます。
このわかめを挟み込んだ太いロープを外海に出してさらに大きく育てます。
2月~4月に収穫となります。
- 1. 綾里漁協
- 2. 早朝、小船で収穫
- 3. 刈り取られた原藻わかめ
- 4. 原藻選別作業
- 5. ボイル作業
- 6. 冷やし込み
- わかめ共販入札会
- 1. 三陸わかめ入札会場(気仙沼市)
- 2. 入札会場の様子
工場内作業
場内施設
- 1. 入室・髪の毛ローラー
- 2. 手・指の洗浄
- 3. エアーシャワー
作業
- 1. 目視選別作業
- 2. 塩分水分調整
- 3. ソックダクトで衛生的な作業環境
- 4. 電子計りで全品計量
- 5. ヒートシール・日付印字作業
- 6. 金属検出機・ウエイトチェッカー
※工場内を陽圧にし、原料・台車・製品・人の出入り等、各製造工程をA、B、Cゾーンと区分けして管理しています。
仕上げ・検品
- 7. 日付・シール不良チェック・梱包・箱詰め